cham & yarugeが、これまでの体験をベースに、立見里歌&おニャン子クラブを様々な角度・視点から切り取るコーナーです。やりたいことをやりたいままにお送りするので、2人の戯言だと思って読んでください。あと、なにぶん古い頃の話が中心なので、記憶違いなどがあるかも知れませんが、そのあたりは大目に見てください(笑)。さて、連載3回目となる今回は、当初「cham & yarugeから見た立見里歌(音楽篇)」を予定していましたが、年内最後ということなので特別企画を敢行! 2024年9月20日に撮影した代々木第一体育館周辺の写真を、1987年9月20日に撮影した写真と比較して公開します。cham & yarugeの当時の思い出も含めてお届けするので、是非、御覧ください!
原宿駅から代々木第一体育館へと向かう道の途中にある渋谷区神園町交差点です。37年前はどんな感じだったのでしょうか?
yaruge おぉ~、Zとフェンダーミラーのスカイライン!車が時代を物語ってるねぇ!
cham なんか感激してるみたいだけど、俺は車に興味ないから、さっぱりわからない(笑)。それだけ古い車ってことだよね。
yaruge まぁ、わからない人に説明してもしょうがないから、そういうことにしておこう(笑)。それにしても、車道まで人が溢れてるね。危ないなぁ。
cham 確かに(笑)。そして、当時は歩道橋の上に、ダフ屋がたくさんいた記憶があるなぁ。
yaruge そうだったかも……。実は当時、すごくテンパってて、今となっては記憶が飛んでるんだよね(笑)。
cham 俺はファイナルの夜公演はダフ屋から入手したチケットで入ったから、ダフ屋のことは今でも鮮明に覚えてるよ。
渋谷区神園町交差点の歩道橋上から見た代々木第一体育館です。37年前はどんな感じだったのでしょうか?
yaruge まさに「おニャン子クラブファイナルコンサート」を象徴するアングルだね!コンサートビデオの冒頭でも、こんな感じのシーンがあったはず。
cham 左側の時計塔に注目!時間的にファイナルコンサートの最終公演が始まる直前なんだよね。
yaruge 本当だ!間違いなく時計を意識して撮ってるね。でも、今の写真を見ると時計塔が見えない……。
cham 実は木の陰に隠れてるんですねー。当時の写真を見ると右側に木があるじゃない。その木が後年、照明塔の左側に移植されたんだよね。
yaruge そうなんだ。写真を見比べるまで気にしてなかったよ。そして、体育館自体は変わってないけど、後ろの建物が……。
cham 時の流れを感じますなぁ。
渋谷区神園町交差点の歩道橋上から見た代々木第一体育館脇の歩道です。37年前はどんな感じだったのでしょうか?
cham 今と違うのは、敷地内へ入る門の位置だね。当時はフェンスと同じ列にあったけど、今では一段奥まってる。
yaruge それにしても、どの写真も人で溢れかえってるなぁ(笑)。ただ、写真をよく見ると、歩道の中央から左右の人の顔が前後逆になってるから、一応、交通整理はできてるみたいだね。
cham そして、当時はこの歩道沿いに、生写真や缶バッジなんかを売ってる的屋が並んでたね。俺はハッピに付ける写真をよく買ってたな。
yaruge 自分は非公認グッズをよく思ってなかったから、的屋では買ったことはない(キッパリ)!
cham そう言えば、ファイナルの最終公演が終わった後、この歩道沿いの的屋で飲み物を売ってたんだけど、すべて200円だったの覚えてる?完全にボッタクリだったから近くの自販機まで行ったんだけど、すべて売り切れ!泣く泣く200円で買った記憶が残ってる。
yaruge さっきも言ったけど、ファイナルの最終公演直後なんて灰になってたから(笑)、まったく記憶に残ってないです。
代々木第一体育館の敷地内にある国旗掲揚ポールです。37年前はどんな感じだったのでしょうか?
cham ここはフジテレビ公認グッズとレコードやCDなどの関連商品売り場になってたんだよね。なんか、入場規制をしてた気がする。
yaruge コンサートパンフを買ってるから、ここに並んでたんだと思うんだけど、例によって、記憶が定かじゃないなぁ(笑)。
cham 俺はコンサートパンフ以外にも、ポスターとかステージ生写真セットとか、いっぱい買ったなぁ。生写真セットが3,800円で高かったのを覚えてる。
yaruge でも、あの生写真セットって(ファイナル時点での)在籍メンバー19人分で各メンバー2枚ずつだったよね。今から考えると1枚100円の計算になるから、実は良心的な値段設定だった。
cham この場所は、当時と今の差がほとんどないように見えるけど、実は、ポールと石畳の間にスロープがあるんですねー。
yaruge 歩道橋上からの代々木第一体育館の写真を見ると、スロープの有り無しがわかりやすいと思う。こうしたバリアフリーにも時代の違いを感じるね。
代々木第一体育館敷地内の渋谷方面へと続く石畳です。37年前はどんな感じだったのでしょうか?
yaruge 一番の違いは、やっぱ背景だよね。近代的なビルがいっぱい建ってる。そして、体育館は本当に変わらないなぁ。
cham 補修工事なんかはしてると思うけど、基本、同じだよね。この体育館が変わっちゃったら、悲しすぎでしょ(笑)。
yaruge あと、ここにもバリアフリーの波が来てるね。渋谷方面への石畳の周囲がタイル張りになってるでしょ。多分、車椅子なんかがガタつかないようにしてるんだと思う。
cham 本当だ!ここはあまり気にしてなかった。
yaruge それと気になるのは、写真中央にあるオブジェみたなもの。これも当時と一緒だと思うけど、なんだろう?
cham 聖火台?なわけないか(笑)。もしわかる人がいたら教えて下さい!
代々木第一体育館敷地内の原宿方面へと続く石畳です。37年前はどんな感じだったのでしょうか?
yaruge うわぁ~、果てしない長蛇の列!これ、入場待ちだよね。朝、昼、夜、どの部の入場待ちだかわかる?
cham パッと見だとわからないなぁ。奥に時計塔が写ってるけど、文字は見えない距離だし……。ただ、アリーナ席の列ではないはず。俺は昼の部、アリーナ席だったんだけど、アリーナ席の入口は、体育館横の機材搬入口付近だったから。
yaruge 感動的なのは奥に見える代々木の森の木々。稜線が当時とほとんど変わってないよ!体育館脇の歩道の木もそうだけど、剪定の仕方もあってか、あまり変わってないんだよね。
cham 左側に見える芝生は変わっちゃったね。変わったのがいつかはわからないけど、国際スポーツフェアで、この芝生を使ってグラススキーをやってた気がする。
yaruge ちなみに、写真に写ってるハッピの人は知り合い?
cham 残念ながら知らない人ですね。まぁ、知り合いに関しては次の写真で(笑)。
代々木第一体育館原宿口の手前です。37年前はどんな感じだったのでしょうか?
yaruge これは貴重な写真だ!当時の熱気が伝わって来るよ!そして、今日見てきた写真の中では、当時と今の差が一番少ない場所だと思う。
cham 背景に新しいビルがちょっと入ってるけど、他は今と同じだね。実は、この集団、知る人ぞ知る伝説のグループなんですよ!左下のたたみ一畳分ぐらいある布に、みんなでおニャン子クラブへの想いを書き記し、メンバーに届けたんです。
yaruge いい話だね。そう言えば、自分たちのグループも、ファイナルコンサートに向けて色々とやってたなぁ。自分はハッピを着てなかったけど、当時はすごく尖ってたから、口じゃ言えないようなことも含めて(笑)。
cham 今から考えると、本当に無茶なことをやってたよね(笑)。ファン同士の乱闘とかもあったし……。
yaruge あった、あった(笑)。入待ちとか出待ちとか追っかけとかの現場で。みんな若かったから、後先考えずに暴れてたよね(笑)。
cham 残念ながら、この写真に写ってる人で連絡が取れるのは数人になっちゃったけど、2017年にLOFTで開催した解散30周年LIVEのスタッフをやってくれた人もいるので、おニャン子クラブで知り合った仲間は大事にしたいね。
yaruge 早いもので、来年はおニャン子クラブ結成から40年!こりぁ、年を取るわけだよ(笑)。
cham 本当にそうだよね。果たして来年はどんな年になるのでしょうか?
おニャン子クラブファン歴35年を超えるcham(東京都出身)とyaruge(福井県出身)による凸凹コンビ。おニャン子クラブ現役時代は、多数の仲間とコンサート・イベント等への参加や、入待ち・出待ち・追っかけなど精力的に活動。その後もファン活動を継続しつつ、9月20日のイベント運営や、元おニャン子メンバーと仕事をするなど、様々な形でおニャン子クラブとの関わりを継続している。