cham & yarugeが、これまでの体験をベースに、立見里歌&おニャン子クラブを様々な角度・視点から切り取るコーナーです。やりたいことをやりたいままにお送りするので、2人の戯言だと思って読んでください。あと、なにぶん古い頃の話が中心なので、記憶違いなどがあるかも知れませんが、そのあたりは大目に見てください(笑)。 記念すべきスタート企画は、「2人にとって立見里歌はどんな人だったのか」をテーマにした対談! おニャン子時代から現在まで、彼女について思ったこと、感じたことを忖度抜きに語っていきますが、話が盛り上がりすぎ、対談時間が3時間を超えてしまったので(苦笑)、複数回に分けてお届けします!
yaruge 改めてこういう話をするのって新鮮だよね(笑)。
cham 当時はファン同士で、それこそ毎日のようにおニャン子クラブの話をしてたけど、令和になってから対談するとは思わなかった(笑)。
yaruge 初めて立見を見たときの印象は?
cham 初めて見たのは「ザ・スカウト アイドルを探せ」に出てきたときだけど、第一印象は、顔がでかい女(笑)。あとは、すごく場慣れしてるなって感じた。ただ、オールナイトフジを観てなかったから、オールナイターズネタを突っ込まれてたのを見ても、ピンとこなかったかな。このあたりは、オールナイターズ時代の立見を知ってるかどうかで、ファンの印象ってかなり違ったよね。
yaruge 立見のオーディション当時は、まだ地元で夕ニャン(夕やけニャンニャン)が放送されてなかったんだよね。地元で放送が始まったのが85年の8月だから、立見を初めて見たのは、すでにメンバーになった後。なので、最初は、あくまで”おニャン子クラブのメンバーの1人”という認識だったと思う。そして、申し訳ないけど、顔も、雰囲気も自分の好みのタイプじゃなかったから(笑)、これといった印象が残ってないんだよね。
cham そうなんだ(笑)。じゃ、立見里歌を”メンバーの1人”ではなく1個人として意識したのはいつ頃?
yaruge やっぱり、とんねるずとのケンカの時期ぐらいかな。それまでは「もしもし私リカちゃんコーナー」とか、色モノキャラでやってたけど、あの一件で(本気なのか台本なのかはわからないけど)「意外とはっきりと物を言う人なんだな」って感じた。その伏線となった「おニャン子のアブない夜だよ 生放送」では、いつものようにヘラヘラしてたから、余計そう感じた。
cham 立見を語る上では外すことができない超有名な事件! 記憶が間違ってなければ、その後、(とんねるずがレギュラー出演している)水曜日の夕ニャンに立見が出なくなっていたから、実は、ちょっと心配してたんだよね。直後に週刊誌やスポーツ新聞でも記事になってたし……。
yaruge 何かと話題になったよね。そういう意味では、立見はスタッフにとって使いやすいメンバーだったと思う。最年長メンバーの一人だったし、キャラもついていたし……。おそらく頭も悪くないと思うから、夕ニャンではスタッフの意図を汲んで行動していたんじゃない?
cham 間違いなくそうでしょ。ある程度、バカをキャラで演じてたもんね。もちろん、天然なところもあるけど(笑)、他のメンバーが嫌がるようなことも、物怖じせずチャレンジしてたもんね。
yaruge その典型が、食ニャン(夕食ニャンニャン)の「白魔術」! 他にできるメンバーがいたかっていうと、おそらくいなかったはず。結局、俯瞰で物を見られるかどうかだよね。自分自身の好みとは別に、俯瞰でグループないし番組を見たとき、誰が何をやるべきかを理解していたと思う。
cham それで言うと、ラジオ番組の「TOKYOベストヒットwithおニャン子クラブ」でも、自分の与えられた役割をしっかりとこなしていた印象が強い。番組がスタートした85年9月から約1年間出演していたけど、下ネタ担当や突っ込まれ役は大体立見だったよね。
yaruge 間違いなくそうなるでしょう。キャラ的にも年齢的にも回ってくるのは立見だよね。本人も自覚してたと思う。
cham 今でも鮮明に覚えてるのが、「立見をおかずに1人Hをしていて親にバレたとき、親から『そんな女でしちゃダメだ!』って言われた」というリスナーからのハガキを、(MCの)伊藤政則が楽しげに立見に振ってたシーン(笑)。
yaruge 香ばしい話ですなぁ(笑)。
cham あと、伊藤政則が不在で立見・内海・福永の3人だけで放送した回に大竹まことが乱入してきたときも、大竹まことの怒涛の攻撃に立見がメインで対抗してたのも覚えてる。
yaruge そういうポジションって絶対必要だから、やっぱり立見は欠かすことのできないメンバーなんだよね。
cham それだけ重要なメンバーだったけど、立見が一推しのファンって少なかったよね。周りに立見一推しっていた?
yaruge うーん。出てこない(笑)。フジテレビで出待ちとかもしてたけど、一緒に動いてたファンの中にはいなかったな。
cham そうなんだよね。必要不可欠なメンバーであることはみんな認識してるんだけど、一推しにはならないんだよね。ただ、一推しが立見から生稲に変わって、それ以降も立見が二推しっていうファンは知り合いにいた。
yaruge 立見から生稲への推し変って珍しいね。きっかけは何だったの?
cham おそらく想像がつかないと思うけど、うしろゆびさされ組の「技ありっ!」。うしろゆびさされ組の曲って、二人の前や後ろに他のおニャン子が付くじゃない。「技ありっ!」では曲の途中でバックのおニャン子たちが二人一組になるんだけど、このとき立見と組んでいたのが生稲だったから目に入るようになり、一推しが変わったと言ってた。
yaruge すごい話だね(笑)。「技ありっ!」のバックの二人一組が誰だったかなんて、推しじゃなかったら、絶対気づかないよね。
cham 知り合った頃にはすでに生稲が一推しだったけど、数少ない立見推しですね。もし立見と組んでいたのが別人だったら、ずっと立見一推しだったかもね。
yaruge とりあえず我々の知り合いに、立見を推していたファンがいて良かった(笑)。
cham ということで、この座談会はまだまだ続くんだけど、この先、結構長くなりそうなので、続きは次回ということで……。
yaruge 思い切りぶった切るね(笑)。
cham 次回もよろしくです!
おニャン子クラブファン歴35年を超えるcham(東京都出身)とyaruge(福井県出身)による凸凹コンビ。おニャン子クラブ現役時代は、多数の仲間とコンサート・イベント等への参加や、入待ち・出待ち・追っかけなど精力的に活動。その後もファン活動を継続しつつ、9月20日のイベント運営や、元おニャン子メンバーと仕事をするなど、様々な形でおニャン子クラブとの関わりを継続している。